パッケージの利用

Google Colaboratory ので実行を想定しています。準備はこちらを参照してください。

インストール済みパッケージの確認

パッケージとは、簡単に言うと、プログラミングする上で便利な機能を関連したものをまとめて呼び出して使えるようにしたものです。通常巷に出回っている方法で Python がインストールされている場合では、すでにいくつかのパッケージがインストールされていることが多いです。インストールされているパッケージを確認するには以下のコマンドを実行します。

!pip list
Package                       Version
----------------------------- --------------
absl-py                       0.12.0
alabaster                     0.7.12
albumentations                0.1.12
altair                        4.1.0
appdirs                       1.4.4
argcomplete                   1.12.3
argon2-cffi                   21.1.0
(以下省略)

パッケージのインストール

パッケージをインストールするには以下のコマンドを実行します。

# このコードは実行しない
!pip install <パッケージ名>(==<バージョン>)

()内はオプションなので指定しなければ最新のバージョンをインストールします。パッケージ名を指定してインストールすることができます。具体的な例として matplotlib の日本語版パッケージをインストールしてみます。

# matplotlib の日本語版パッケージのインストール例
!pip install japanize-matplotlib

以下のように表示されば、問題なくインストールされています。

(前略)
Successfully built japanize-matplotlib
Installing collected packages: japanize-matplotlib
Successfully installed japanize-matplotlib-1.1.3

ライブラリのインポート

パッケージをインストールしただけでは利用することができません。ライブラリをインポートする必要があります。 ライブラリをインポートするには以下のコマンドを実行します。

import <ライブラリ名> as <任意の別名>

または

from <ライブラリ名> import <コンポネント名>

などのインポートの仕方があります。これらは、通常プログラミングコードの最初に宣言します。Colab の場合は最初のコードセルに記載することが多いです。 また、ライブラリには「標準ライブラリ」と「外部ライブラリ」があります。

# 可視化のためのライブラリのインポート
import matplotlib.pyplot as plt
import japanize_matplotlib 

インポートの場合はエラーが出なければ、なにも出力されませんが正常に実行されています。